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よくある質問

カーボン添加剤、ご注文の流れ、品質管理など、よくいただくご質問への回答を掲載しています。

一般

カーボン添加剤(加炭剤・リカーバライザー)とは何ですか?

カーボン添加剤(加炭剤、リカーバライザー、炭素増炭材とも呼ばれます)は、溶融金属の炭素含有量を回復・調整するために投入する炭素質原料です。例えば電気アーク炉(EAF)では、スクラップ溶解中に酸化により0.15〜0.25%程度の炭素が失われるため、目標成分を達成するには正確な炭素補給が不可欠です。主な種類は、(1) 仮焼無煙炭(CAC、固定炭素90〜95%)— 高品質無煙炭のガス仮焼製品、(2) 黒鉛化石油コークス(GPC、固定炭素98.5%以上)— 2,500〜3,000°Cで黒鉛化した石油コークス、(3) 焼成石油コークス(CPC、固定炭素98%以上)— 1,200〜1,400°Cで焼成した製品です。それぞれ溶解速度、硫黄含有、コスト特性が異なり、製鋼・鋳造・特殊冶金の用途に応じて選定されます。

パンソンカーボンの所在地を教えてください。

生産キャンパスは中国・寧夏回族自治区平羅県崇崗工業園区に所在しております。CAC原料となる太西無煙炭鉱床から200 km圏内という立地、天津港への道路・鉄道アクセスが選定理由です。寧夏はフェロシリコン・シリコンマンガン等のケイ素系フェロアロイ生産の中心地でもあり、合金原料調達にも有利です。既存・見込みのお客様向けに工場見学を歓迎しております。銀川河東国際空港(INC)から約1.5時間で、営業チームが送迎手配をいたします。

技術サポートは受けられますか?

はい。当社は単なる商社ではなく、冶金技術に根ざしたメーカーとして技術支援を差別化要因としております。炉種・目標化学成分・コスト条件に基づく製品選定、添加タイミング・粒径・投入量の推奨、炭素回収率低下・スラグ増加・想定外の硫黄取り込み等のトラブルシューティング、プロセス変更に伴う継続的最適化まで対応いたします。英語・中国語・日本語・アラビア語でご連絡可能で、技術問い合わせは通常24時間以内、生産に影響する緊急案件は営業時間内4時間以内の回答を目標としております。

全世界への輸出は可能ですか?

現在、アジア・中東・欧州・アフリカ・南北アメリカの50か国以上へ輸出実績がございます。主要市場には日本、韓国、アメリカ、サウジアラビア、UAE、インド、トルコ、スペイン、ポーランド、フィリピン、インドネシア、南アフリカ等が含まれます。各国の輸入規制・書類要件・港手続きに精通しております。貿易制限や特別輸入許可が必要な国については、見積段階で物流チームが実現可能性と追加書類をご案内いたします。天津・青島・上海港のフォワーダーと連携し、最適ルートと所要日数をご提案いたします。

製品

パンソンカーボンではどのようなカーボン添加剤を取り扱っていますか?

当社は現代の製鋼所・鋳造所が必要とする炭素・合金材料を一括でご提供できる体制を整えております。主炭素源として、寧夏太西無煙炭由来の仮焼無煙炭(CAC、FC 90〜95%)、超低硫黄の黒鉛化石油コークス(GPC、FC 98.5%以上、硫黄0.03%まで)、費用対効果に優れた焼成石油コークス(CPC、FC 98%以上)をラインナップしております。脱酸・合金面では、炭素・ケイ素・発熱を同時に供給する炭化ケイ素(SiC)、脱酸・ケイ素調整用フェロシリコン(FeSi 72/75)、脱酸とマンガン合金化を一度に行うシリコンマンガン(SiMn 65-17等)もご用意しております。炉種、投入方法、目標化学成分に合わせたグレード・粒径をご提案いたします。

利用可能な粒径(粒度)はどのようなものがありますか?

粒径は単なる物理仕様ではなく、炉内での溶解速度を直接左右する重要なパラメータです。微粉(0〜1 mm)は溶解が最も速く、注入系や保持時間の短い誘導炉に適しますが、粉塵や溶湯表面での浮遊による損失が増える場合があります。中粒(1〜5 mm)はEAF・ラドルへの浴添加で最も汎用性が高いサイズ帯です。粗粒(5〜10 mm)はバケットチャージ向けで、チャージダウン時の酸化損失を抑えたい場合に選ばれます。標準粒度(0〜1、1〜3、3〜5、5〜8、0〜5、0〜10、1〜10 mm等)に加え、貴社の供給設備・炉種に合わせたカスタム篩分にも対応しております。最適な粒度は無料で技術ご相談ください。

仮焼無煙炭(CAC)と黒鉛化石油コークス(GPC)はどう使い分けますか?

選定は主に(1) 硫黄制限、(2) 炭素回収率の要求、(3) 予算の三要素で決まります。CAC(FC 90〜95%)は、硫黄≤0.035%程度で十分なEAF製鋼や一般鋳造向けの費用対効果の高い選択肢です。適切な添加実践で炭素回収率90%以上が期待できます。GPC(FC 98.5%以上、S≤0.05%)は、球状黒鉛鋳鉄・自動車用鋼・特殊合金など、硫黄0.015%未満が求められる用途で不可欠です。黒鉛結晶構造により溶解が速く、誘導炉の短サイクルにも適しています。CPC(FC 98%以上)はCACとGPCの中間で、超低硫黄が不要な一般製鋼・灰鋳鉄に経済的な高純度炭素源となります。貴社の炉種・目標成分・コスト条件をお知らせいただければ、最適グレードを技術チームがご提案いたします。

ガス仮焼無煙炭と電気仮焼無煙炭の違いは何ですか?

ガス仮焼は天然ガスまたはコールガスを熱源とする回転窯・シャフト窯で、通常1,200〜1,400°Cに加熱する方法で、寧夏を中心とした商業CACの主流プロセスです。電気仮焼(ECA)は電気抵抗炉で最大約2,000°Cまで加熱し、より多くの揮発分を除去してやや高密度・高固定炭素の製品が得られる場合がありますが、エネルギー消費とコストが大幅に高くなります。多くの製鋼・鋳造の加炭用途では、ガス仮焼CACで十分な性能と競争力のある価格を両立できます。当社の標準品はガス仮焼CACで、仕様上ECAが必要なお客様向けには特別手配も可能です。

寧夏太西無煙炭がカーボン添加剤原料として優れている理由は?

賀蘭山脈の太西無煙炭は、地質学的に低灰分(通常5〜8%)、低硫黄(<0.4%)、低リンという特性を有する超無煙炭に分類されます。仮焼前から固定炭素が90%を超える鉱床も多く、後工程だけでは得られない純度の基盤となります。灰分が低いほど鋼中の非金属介在物・スラグ形成が抑えられ、硫黄が低いほどラドル脱硫の負担が軽減され、リンが低いほど冷脆性リスクが低下します。当社は鉱山事業者と直接契約し、200 km圏内で原料を調達することで、ロット間の原料品質とコスト競争力を維持しております。

ご注文

最小発注数量(MOQ)はいくらですか?

標準製品(CAC、GPC、CPCの一般的粒径)につきましては、20メートルトン(20フィートコンテナ1本相当)から承っております。非標準粒径、特殊化学成分、専用包装などカスタム仕様の場合は、通常1生産ロット(製品により40〜60 MT)が目安となります。新規のお客様向けには、貴社工場での性能検証用に5〜10 MTのトライアル発注にも対応しております。年間契約・四半期コールオフ方式をご希望の調達部門様には、供給の見通しを安定させるフレーム契約もご用意しております。詳細は見積依頼フォームまたは営業担当までお問い合わせください。

サンプルの提供は可能ですか?

はい、本番発注前のサンプル提供を積極的に推奨しております。2〜5 kgのラボサンプルで、COA記載化学成分の入荷確認が可能です。多くのお客様は小規模炉試験により、貴社プロセス条件下での炭素回収率・溶解挙動を検証されています。1回のご依頼につき最大3グレードまで無料でお送りしており、国際宅配便で通常5〜7営業日です。50〜200 kg規模の実炉トライアル用サンプルも、原価+送料にて手配可能です。サンプルご依頼はお問い合わせフォームまたは営業担当までご連絡ください。

お支払い条件を教えてください。

新規のお客様には、ご発注確定時30%前払い、残金70%を船荷証券(B/L)コピー確認後のT/T(電信送金)が標準です。3〜5回の成功取引実績後は、L/C(信用状)即期、D/P(支払渡し)、年間契約のお客様にはNet 30・Net 60日の掛取引もご相談可能です。USD、EUR、人民元でのお取引に対応しております。貿易金融・書類手続きは経験豊富な財務チームがサポートいたします。

品質

パンソンカーボンはどのような認証を取得していますか?

当社はISO 9001:2015品質マネジメントシステムに基づき、原料受入から最終出荷まで全工程を管理しております。具体的には、入荷原料の受入試験、焼成・仮焼パラメータの連続監視(逸脱時は自動保留)、出荷前の社内ラボによる全ロット分析、最低3年間の試験データ保管によるトレーサビリティを実施しております。日本・欧州のお客様向けには、SGS、ビューローベリタス等の第三者検査証明書の発行も標準的に対応可能です。独立検証は多くの調達仕様で必須条件となっており、当社ではそのご要望を通常業務の一環として承っております。

品質はどのように管理されていますか?

各生産ロットについて、固定炭素(近似分析)、灰分、揮発分、全硫黄(赤外吸光法)、水分、粒度分布(ふるい分析)の六項目を測定しております。GPC・CPCについては窒素含有量・真密度も測定いたします。試験機器は国家標準にトレーサブルな校正を行い、ラボ間比較試験にも参加して精度を維持しております。出荷に同梱する分析証明書(COA)は、当該ロットの実測値を記載しており、名目値・典型値ではございません。入荷検査でCOA記載範囲を外れる項目が確認された場合は、48時間以内に調査・対応いたします。

炭素回収率はどのように計算し、何が影響しますか?

炭素回収率は、添加した炭素のうち溶鋼に実際に溶解した割合を示す指標です。計算式:回収率(%)=(ΔC×溶湯重量)/(添加量×固定炭素%)×100。影響要因には、添加タイミング(溶湯被覆下での添加は酸化損失低減)、粒径(微粉は溶解速いが表面酸化・浮遊損失に注意)、溶湯温度、攪拌(電磁攪拌・ガス攪拌)があります。最適化された条件下では、CACで85〜92%、GPCで92〜96%、CPCで88〜94%が一般的な目安です。貴社炉の実務に合わせた最適化は技術チームがサポートいたします。

物流

包装形態にはどのような選択肢がありますか?

標準包装は三種類ございます。(1) 1 MTフレキシブルコンテナバッグ(FIBC、クレーン吊り下げ用リフトループ・防湿ライナー付き)、(2) 25 kgまたは50 kgポリプロピレン編袋のパレット積載・ストレッチ包装(コンテナ積載向け)、(3) 専用荷下ろし設備をお持ちのお客様向けバルク積載。いずれも20・40フィート海上輸送を想定した設計で、防湿・必要に応じた燻蒸(ISPM 15)にも対応可能です。貴社名・ロット番号・COA連携QRコード付きラベルなど、倉庫直納向けカスタム表示も承ります。

貿易条件と納期の目安を教えてください。

寧夏生産拠点から天津・青島・上海港を主な出荷港とし、FOB・CIF・CFR各インコタームズでご対応しております。在庫品の標準リードタイムはご発注確定後15〜25日、専用生産が必要なカスタム仕様は25〜35日が目安です。年間契約のお客様には緊急コールオフ用のバッファ在庫を維持し、7〜10日での対応も可能な場合がございます。FCL(コンテナ一本)・LCL(混載)いずれも手配可能です。出荷書類として、インボイス、パッキングリスト、分析証明書(COA)、原産地証明書、船荷証券(B/L)を一式ご提供いたします。

炭素製品の危険物書類は対応できますか?

CAC、GPC、CPC、半コークス等のカーボン添加剤は、IMDGコード上一般的に非危険物に該当します。ただし港・税関により、安全データシート(SDS)、非放射性証明、木製パレットの燻蒸証明(ISPM 15)等が求められる場合があります。標準出荷書類にこれらを含めてご提供いたします。SiCやフェロアロイは粒径・水分により分類が異なる場合があるため、冶金原料に精通したフォワーダーと連携し、仕向国の規制に完全適合した書類を手配いたします。

カーボン添加剤の保管期限と保管方法は?

化学的には安定しており、従来意味での「使用期限」はございません。保管上の主な注意点は吸湿です。CAC・GPC・CPCは屋根付き乾燥倉庫でのパレット保管を推奨します。FIBCは海上輸送6か月+屋外一時保管に耐える防湿ライナーを使用しております。6か月以上の長期保管時は定期的な水分確認をお勧めします。水分3%超の製品を高温溶湯に投入すると、蒸気発生による安全リスクと実効炭素回収率の低下が生じる可能性があります。各出荷に保管ガイドラインを同梱しております。

ご不明な点はありますか?

弊社チームがサポートいたします。詳しいご回答や個別のサポートについてお問い合わせください。

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